[雑談] system : [ 川添美鈴 ] 侵蝕 : 0 → 7
[メイン] 大室 櫻子 : その日は嫌になるくらいの暑い1日だった。
[メイン] 大室 櫻子 : 学校の授業内容も、櫻子はほとんど忘れてしまうくらい、そんな暑さだった。
[メイン] 大室 櫻子 : そして放課後。
[メイン] 大室 櫻子 : 櫻子、結芽、川添はそれぞれ補習や稽古、生徒会等の用事で帰宅時間が遅れ
[メイン] 大室 櫻子 : 偶然、まだ外の明るい夕方くらいの時刻に一緒に帰ることとなった。
[メイン] 大室 櫻子 : 特にこれと言って深い関係があるというわけでもない。
[メイン] 大室 櫻子 : ただ、顔見知りではあった。
[メイン] 大室 櫻子 : 櫻子は、この機に仲良くなれるのでは!?という思考の下。
[メイン] 大室 櫻子 : 和気藹々と話題を振ったりしていた。
[メイン] 大室 櫻子 : 「いや~~~今日も暑かったね~~~!」
[メイン]
川添美鈴 :
「本来ならもう涼しくなってもいい季節のはずなのだけどね」
同意して静かにほほ笑む
[メイン] 燕結芽 : 「まあ暑かったけど。それがどうかした?」
[メイン] 大室 櫻子 : 「ほんとそれ!太陽の奴もっと自重しろよなー!」
[メイン] 大室 櫻子 : 「え~~!だってこう……めっちゃ暑くて、嫌になっちゃうじゃん?」
[メイン] 燕結芽 : 「私は暑さとか気にした事ないからわかんない」
[メイン]
大室 櫻子 :
「むむむ……!言われてみれば……」
結芽の顔をじ~~~っと見る
[メイン] 大室 櫻子 : 「……汗かいてないな!」
[メイン] 大室 櫻子 : 「すんげェ~~~~~~!!!」
[メイン]
川添美鈴 :
「うらやましいな」
服をパタパタする
[メイン] 燕結芽 : 「ちょっと……見られると気になるんだけど」
[メイン] 大室 櫻子 : 「あ、ごめんごめん~!あははは~!」
[メイン] 燕結芽 : 「私早く帰りたいから。早くしないと置いてくよ?」
[メイン] 大室 櫻子 : とにかく暑苦しい櫻子であった。
[メイン]
大室 櫻子 :
「わわっ!ちょっと待って!まだ靴履き替えてないから~!」
ばたばたと下駄箱から靴を出す
[メイン]
川添美鈴 :
「店内と外の気温差で出るのは億劫だが…」
腰を上げ燕についていく
[メイン]
大室 櫻子 :
「川添様も~~!待ってよ~~!!」
その後をなんとか走って追いかけていく
[メイン] 川添美鈴 : 「といってるが。待たないのかい?」
[メイン] 燕結芽 : 「ついて来たいなら勝手にくれば?って感じ。それに……あいつなら押さえつけてても来るでしょ」
[メイン]
大室 櫻子 :
「待って待って~~~~!!!」
なんとか2人のもとへ追いつく
[メイン] 大室 櫻子 : 「んぇ?なんかコソコソ話してた?」
[メイン] 大室 櫻子 : 「私も混ぜろよ~~~~~!!」
[メイン] 燕結芽 : 「べっつに?櫻子がいつも騒々しいって話してただけだし~」
[メイン] 川添美鈴 : 「櫻子ならついてきてくれると信じていたそうだ」
[メイン]
大室 櫻子 :
「な、なんだとこのやろ~~~!!」
結芽に飛びかかろうとする
[メイン] 燕結芽 : 「ちょっとぉ!!わたしそんな事一言も言ってないんだけど!!」
[メイン] 大室 櫻子 : 「え?そうなの?」
[メイン]
大室 櫻子 :
「ふ~~~~~ん?」
ウザったい顔でニヤニヤする
[メイン] 燕結芽 : 「あれは川添おねーさんの嘘!真に受けないで欲しいんですけど!」
[メイン] 大室 櫻子 : 「わははは~!そういうことにしてやるよ~!」
[メイン] 大室 櫻子 : がははと笑いなら、3人は熱せられたアスファルトの上を歩いていく。
[メイン] GM : その時だった。
[メイン] GM : 目の前がくらりと、歪む。
[メイン] 大室 櫻子 : 「……あ、あえぇ……?」
[メイン] 燕結芽 : 「あっ…………」
[メイン] 川添美鈴 : 「…やはり気温差がきついな」
[メイン] 大室 櫻子 : バランスを崩し始める
[メイン] 大室 櫻子 : 「こ、これ熱中症って奴ぅ~……?」
[メイン] 燕結芽 : (薬……切れた?お昼に飲んだ筈なのに。どうして……)
[メイン] 燕結芽 : (膝をつく)
[メイン] 燕結芽 : 「っ…………」
[メイン]
川添美鈴 :
「そこらの日影に…」
荒い息をしながら壁に手を突く
[メイン] 大室 櫻子 : 「おぇ……なんだこりゃ……私もギブ……」
[メイン] GM : 各々が体勢を崩し始めている、それを待っていたかのように。
[メイン] 大室 櫻子 : 川添様についていき、壁に手をつく
[メイン] GM : 全員を覆うように、巨大な『網』が包み込む。
[メイン] 大室 櫻子 : 「──────────は?」
[メイン]
川添美鈴 :
「…!」
体が…それでも動かない
普通の熱中症ではない
[メイン] 燕結芽 : 「な……何これ!網!?」
[メイン] 大室 櫻子 : 櫻子の思考が
[メイン] 大室 櫻子 : ストップする。
[メイン] GM : そしてそのまま
[メイン] GM : 全員の意識が途絶え──────
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] 大室 櫻子 : ぷつりと消えた意識は、ある瞬間に取り戻す。
[メイン] 大室 櫻子 : 体が
[メイン] 大室 櫻子 : ふわり
[メイン] 大室 櫻子 : と浮く感覚。
[メイン] 大室 櫻子 : 「……!?……うわぁああああ~~~~~!?!?」
[メイン] 大室 櫻子 : 櫻子達は宙にいた、そしてそのまま地面へ真っ逆さま………
[メイン] 燕結芽 : ぽふん。
[メイン] 燕結芽 : 「痛……くない?」
[メイン] 大室 櫻子 : 「………あれ?」
[メイン] 大室 櫻子 : 自分の体をべたべたと触る
[メイン] 燕結芽 : 「っ……2人は」
[メイン] 大室 櫻子 : 「……無傷?」
[メイン] 大室 櫻子 : 「あ、結芽!」
[メイン] 大室 櫻子 : 結芽にぶんぶんと手を振る
[メイン] 燕結芽 : 「あ……櫻子」
[メイン]
大室 櫻子 :
「だ、大丈夫か結芽!」
そのまま立ち上がり駆け寄る
[メイン] 燕結芽 : 「まああなたは殺しても死なないような奴だし~?って」
[メイン] 燕結芽 : 「べ、別に大丈夫だしっ」
[メイン] 大室 櫻子 : 「おん?殺しても死なないって、それ……」
[メイン] 大室 櫻子 : 「最強ってこと!?」
[メイン] 燕結芽 : 「はあ!?」
[メイン] 大室 櫻子 : 場に似つかわしくないドヤ顔を披露する。
[メイン]
大室 櫻子 :
「おっと、ほら、立てる?」
結芽に手を差し伸べる
[メイン] 燕結芽 : 「死なないだけなんて強くも何ともないし!相手を倒してこその最強……」
[メイン] 燕結芽 : 「……ありがと」
[メイン] 大室 櫻子 : にっこりと笑う
[メイン] 燕結芽 : 「……あなたは大丈夫なの?」
[メイン]
大室 櫻子 :
「ん~~~……」
肩をぐるぐる回してみる
[メイン] 大室 櫻子 : 「大丈夫みたい!」
[メイン] 大室 櫻子 : 「……あ!!」
[メイン] 燕結芽 : 「……川添おねーさん」
[メイン]
大室 櫻子 :
「そう!!川添様は!?!?」
辺りをキョロキョロと見渡す
[メイン]
川添美鈴 :
「こっちだ。君たちの仲の良さに見とれていたよ」
[メイン] 大室 櫻子 : 「あ!いた!」
[メイン] 大室 櫻子 : 川添様に手をぶんぶんと振る
[メイン] 燕結芽 : 「もう!そういやっていつも飄々とぉ……!」
[メイン]
川添美鈴 :
「僕も問題ない…んだが…これは」
手を振り返そうとして…その手を見つめる
[メイン] 燕結芽 : 「無事なら無事って早く教えてくれてもいいじゃん……」
[メイン] 大室 櫻子 : 「?」
[メイン] 大室 櫻子 : 首を傾げる
[メイン] 大室 櫻子 : 「どったんですか?」
[メイン]
川添美鈴 :
「ゼリー…か?」
匂いをすんすんと嗅ぐ
[メイン] 大室 櫻子 : 「? ……くんくん……」
[メイン] 燕結芽 : 「……何でもない!ちょっとこの状況でおかしくなってるだけ!」
[メイン] 大室 櫻子 : 「! ほんとだ!あっまい匂い!」
[メイン] 燕結芽 : 「甘い匂い……?」
[メイン] 燕結芽 : すんすん
[メイン] 大室 櫻子 : そのまま甘い匂いにする方へ、釣られるように歩いていく櫻子
[メイン]
川添美鈴 :
「ふむ…」
大きな丸太を眺めつつついていく
[メイン] 大室 櫻子 : 「………うぉおおおっ!?!?」
[メイン] 大室 櫻子 : そして、"ある物"を見て
[メイン] 大室 櫻子 : 足を止める
[メイン] 燕結芽 : 「何?って……」
[メイン] 大室 櫻子 : 「──────────で、でっけぇ!?」
[メイン] 大室 櫻子 : そこにあったのは、巨大なゼリー状の何か
[メイン] 燕結芽 : 「この大きいの、もしかしてゼリー?」
[メイン] 大室 櫻子 : 自分達の身長を遥か超える、糖質の塊。
[メイン] 大室 櫻子 : 「あ、やっぱそうなのこれ!?」
[メイン] 燕結芽 : 「この透明感と匂いはそうじゃないの?こんな大きいのは知らないけど~」
[メイン] 大室 櫻子 : 「ふむぅ……でもなんでこんなところに?」
[メイン] 大室 櫻子 : つんつん、と指でゼリーを突っつきながら。
[メイン] 燕結芽 : 足元の柔らかい土を少し手に掴み感触を確かめる。
[メイン] 燕結芽 : 「柔らかい土……それとゼリー……?」
[メイン]
川添美鈴 :
「…虫かご」
[メイン] 大室 櫻子 : 「………へ?」
[メイン] 燕結芽 : 「……私達が虫って事?」
[メイン] 川添美鈴 : 「まるでカブトムシの虫かごのようだと思ってね」
[メイン] 大室 櫻子 : 「な……何言っちゃてるんですか川添様~……」
[メイン] 燕結芽 : この状況を見て、もっと周辺を把握するべきだと辺りを見渡す。
[メイン] 燕結芽 : そして……
[メイン] 燕結芽 : 「ちょ……ちょっとあれ何よ……!!」
[メイン] 燕結芽 : "それ"の方を指差す。
[メイン] 大室 櫻子 : 「うえぇっ!?な、なになに!?」
[メイン] 川添美鈴 : 「なにかな?」
[メイン] 大室 櫻子 : 結芽の指した方向を見る
[メイン]
燕結芽 :
そこには巨大で黒く、艶のある……昆虫?
こんな大きな昆虫は居ただろうか……とにかく、巨大な死骸がそこにはあった。
[メイン] 大室 櫻子 : それを見て、櫻子は……開いた口が塞がらなかった。
[メイン]
大室 櫻子 :
え、何あれ、え?
……キモいよ、めっちゃキモい、デカくて、キモい。
[メイン] 川添美鈴 : 「甲虫…というかカブトムシだね」
[メイン] 燕結芽 : 「大きい……すごい……」
[メイン] 大室 櫻子 : 「カ、カブト、ムシ………」
[メイン] 大室 櫻子 : 「え?レプリカとか……っすよね……?」
[メイン] 川添美鈴 : 「問題は…これが大きくなったのか…僕たちが小さくなったのか」
[メイン] 大室 櫻子 : 「……川添様……?」
[メイン] 大室 櫻子 : 不安そうな顔で
[メイン] 燕結芽 : 「それは確かめようがなくない?この奇天烈な状況じゃどちらもあり得るとしか言えないし」
[メイン]
川添美鈴 :
「大丈夫だよ、櫻子」
にこりと笑って見せる
[メイン] 大室 櫻子 : 「…………うん……」
[メイン] 巴マミ : 3人とは少し離れたところの土が隆起する。
[メイン]
大室 櫻子 :
その笑みを見て……安心したのかどうか、定かではないが。
とにかく頷く櫻子。
[メイン] 大室 櫻子 : 「うぇっ!?」
[メイン] 大室 櫻子 : 何かが動く気配を察知し、そちらの方を向く
[メイン] 巴マミ : そしてぼこ、っと土の中をかき分けて。
[メイン] 燕結芽 : 「っ!この気配……」
[メイン] 川添美鈴 : 「成虫になる途中かな?」
[メイン] 大室 櫻子 : ごくり、と唾を飲みこみ。
[メイン]
巴マミ :
「ごほっ、ごほっ……なによこれ、土…!?」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 一気に地面を蹴破り、武器を構え登場する
[メイン] 大室 櫻子 : 「……あぇ……?」
[メイン] 大室 櫻子 : 「人……?」
[メイン] 燕結芽 : 「……人じゃない」
[メイン] 巴マミ : その中から人が這い出てくる。
[メイン] 大室 櫻子 : 「って、うわわわわ!?!?」
[メイン] 巴マミ : 「……あら…あなた達は……というか、ここは一体…?」
[メイン] 大室 櫻子 : 武器を構えたクリスに怯え、川添様の後ろに隠れようとする
[メイン]
川添美鈴 :
「はじめまして。話はできるかな?」
にこやかに話しかける
[メイン] 燕結芽 : 「……」
[メイン] 燕結芽 : 「……ふんっ」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : ジロリ、と一人一人と視線を向ける
[メイン]
大室 櫻子 :
……何、やってるんだ私……?
………私だけ、助かろうとした?
[メイン] 燕結芽 : 「おにーさんとおねーさん誰?」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「……その前に質問がある、お前達も拉致されて来たのか?」
[メイン]
大室 櫻子 :
恐る恐る、川添様の背後から体を出し
マミ、としてクリスの方を向く
[メイン] 大室 櫻子 : 「ら、ち」
[メイン] 巴マミ : 「……ええ、っと…そうね」
[メイン] 大室 櫻子 : その言葉を噛み砕くように、口にする。
[メイン] 巴マミ : 「……私は巴マミ…だけど、いつの間にか閉じ込められてて。」
[メイン] 燕結芽 : 「……目眩がして気づいたらここにいた。これでいーい?」
[メイン] 大室 櫻子 : 櫻子の額から冷や汗が。
[メイン]
クリストファー・ヴァルゼライド :
そうでなければ容赦はせん。
武器を強く握りしめ、言外に告げる
[メイン]
川添美鈴 :
「ああそうさ。そうでなければこんな悪趣味なところにはいないよ」
クリスの敵意を解こうとする
[メイン] 巴マミ : そう言って、床を見つめる。
[メイン] 大室 櫻子 : 「……わ、私は……大室櫻子……なんか、よく分かんないけど……気が付いたらここに……」
[メイン]
クリストファー・ヴァルゼライド :
「……そうか」
二人の返事、残る一名の様子から殺気を解いていく
[メイン] 巴マミ : 「ヴァルゼライドさん……相手の方に敵意はないと思うし…それ、下げてもいいんじゃないかしら?」
[メイン]
巴マミ :
「ともあれ、ありがとうね
警戒してくれたのは本当だもの」
[メイン]
川添美鈴 :
「失礼こちらから名乗るのが礼儀だったね。偉いよ櫻子」
そういって頭を撫でる
[メイン]
クリストファー・ヴァルゼライド :
「……ああ、怯えさせてしまい申し訳ない」
武器を鞘に収め、深く頭を下げる
[メイン]
大室 櫻子 :
「え、えへへ~……」
気持ちよさそうな顔。
[メイン] 燕結芽 : 「ふ~ん……おにーさん、武器なんて持ってるけど強いの?」
[メイン]
大室 櫻子 :
「……あのー……」
恐る恐る、マミの方を向き、声をかける。
[メイン]
巴マミ :
「……? なにかしら?」
怖がらせないように、にっこりと笑いかけて。
[メイン]
クリストファー・ヴァルゼライド :
「鍛錬は積んでいる」
無表情でありつつも、低い声で言葉を返す
[メイン] 大室 櫻子 : 優しそうな雰囲気に、ホッと安心し。
[メイン] 大室 櫻子 : 「……なんで、土から……?」
[メイン] 燕結芽 : 「へぇ……私は燕結芽。あなたは?」
[メイン]
クリストファー・ヴァルゼライド :
「拉致された挙句、網のような物に封じられ。更に埋められていた」
真顔で答える
[メイン]
巴マミ :
「いえ……寝ていたのだけれど、いつの間にかこの下に
……意識もなかったから、誘拐されたんじゃないかしら」
[メイン] 大室 櫻子 : 「……誘拐……やっぱり、そう、なんだ……」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「クリストファー・ヴァルゼライド。クリスでいい」
[メイン] 川添美鈴 : 「では遅れたが改めて、川添美鈴だ、よろしく。私たちは路上で網をかけられて拉致された」
[メイン]
巴マミ :
「……なにより、意味が分からない場所だしね」
辺りを見回しつつ。
[メイン]
大室 櫻子 :
ぶっちゃけ、状況はよく分からない。
何がなんだかよく分からないが……改めて理解する。
私達は……誘拐されたんだと。
[メイン] 燕結芽 : 「ふぅ~ん……よろしく、クリスおにーさん?」
[メイン] 巴マミ : あくまで、落ち着いている。そう言った雰囲気を出しながら。
[ツナガリ] system : [ 大室 櫻子 ] ツナガリ : 2 → 3
[メイン] system : [ 燕結芽 ] ツナガリの数 : 1 → 2
[ツナガリ] system : [ 巴マミ ] ツナガリの数 : 1 → 2
[メイン] GM : こうして…この籠の中での”異常事態”は始まった。
[メイン] system : [ 川添美鈴 ] ツナガリ : 1 → 2
[メイン]
GM :
とは言え気を付けるべきは。
異常であることは、人間の本性が現れやすい。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[情報] system : [ 大室 櫻子 ] 侵蝕 : 6 → 8
[メイン] 大室 櫻子 : 発狂宣言!
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 発狂するぞ
[メイン] system : [ 川添美鈴 ] 侵蝕 : 7 → 9
[メイン] system : [ 巴マミ ] 浸蝕 : 5 → 7
[メイン] 大室 櫻子 :
[メイン] 大室 櫻子 : 櫻子の脳内でノイズが発生する。
[メイン] 大室 櫻子 : "異常事態"ゆえか、櫻子の生物としての生存本能。
[メイン] 大室 櫻子 : 生きねば、生き残らねば。
[メイン] system : [ 燕結芽 ] 侵蝕 : 2 → 4
[メイン] 大室 櫻子 : そういった想いにより、脳がフル回転する。
[メイン] 大室 櫻子 : 走馬灯のように状況が整理されていき……。
[メイン] 大室 櫻子 : ある"真実"が、櫻子の脳内に映像として流れる。
[メイン] 大室 櫻子 : それは、ほとんどインスピレーションのようなもの。
[メイン] 大室 櫻子 : 証拠も何もない。
[メイン] 大室 櫻子 : ただ、櫻子は確信する。これは……真実だと。
[メイン] 大室 櫻子 : さっきは、怯えてしまった。
[メイン] 大室 櫻子 : そんなの
[メイン] 大室 櫻子 : 私じゃない。
[メイン] 大室 櫻子 : 私は……
[メイン] 大室 櫻子 : 私は………!!!!!!!!
[メイン] 大室 櫻子 :
[メイン] 大室 櫻子 :
[メイン] 大室 櫻子 :
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド :
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 殺意が漲る
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : ふざけるな、なぜこの様な若人達が斯様な非道に晒される
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : この様な事態を引き起こした外道、破滅者
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : ……八つ当たりの様に虫カゴのガラスを蹴りつけるが効果はない
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「……待っていろ、この所業は貴様の命で償わせてやる」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 正義の焔、それを正しく動力源として。運命の車輪が駆動する
[メイン]
クリストファー・ヴァルゼライド :
道を阻むのモノ、それらを全て轢き潰し。
然るべき裁きを悪に齎す為に
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド :
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド :
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド :
[メイン] GM : 虫かごに人間である自分たちが入れられている。
[メイン] GM : 確実に異常であるこの事態の上、ここを脱する手がかりといえば。
[メイン]
大室 櫻子 :
俯き、目を閉じていた櫻子。
しばらくし、頭を振るい……"ある方向"に目を向ける。
[メイン] GM : 止まり木、ゼリー……そして、カブトムシらしきものの死骸。
[メイン] 大室 櫻子 : 「………ねぇ、ちょっといいかな」
[メイン] 大室 櫻子 : 「私……確かめたいこと……あるんだ」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「……どうした」
[メイン] 川添美鈴 : 「なんだい?」
[メイン] 大室 櫻子 : その視線は、"カブトムシの死骸"。
[メイン] 燕結芽 : 「何よ、櫻子」
[メイン] 大室 櫻子 : 櫻子の直観によれば
[メイン] 巴マミ : 「……あら?」
[メイン] 大室 櫻子 : あれは…………………
[メイン] 大室 櫻子 : 「……あれは、レプリカじゃなく、紛れもない本物……でも、それだけじゃない……と思うんだ」
[メイン] 巴マミ : 何やら思いつめた様子の彼女を見て。
[メイン] 燕結芽 : 「ふ~ん?それがあなたの勘?」
[メイン] 大室 櫻子 : 拳を握り締める櫻子。
[メイン]
大室 櫻子 :
「……うん」
結芽に頷く
[メイン] 巴マミ : 「……理由というより…直感なのかしら?」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「……カブトムシか」
[メイン] 川添美鈴 : 「なるほどね。なら詳しく調べてみるべきかもしれない」
[メイン]
大室 櫻子 :
「……そんなところ、です」
マミにも頷く
[メイン] 燕結芽 : 「そーだね、情報は多い方が良いし」
[メイン]
巴マミ :
「……なるほどね」
ちらりと死骸を見つめて。
[メイン] 大室 櫻子 : ぶっちゃけ。
[メイン] 大室 櫻子 : 無残に倒れ、"生"を落としたソレを見るのは。
[メイン] 大室 櫻子 : 心が苦しい。急に櫻子は、そんな感覚に見舞われるようになった。
[メイン] 大室 櫻子 : でも、だからこそ、確かめないと。
[メイン] 大室 櫻子 : あれは……本当なんだ、と。
[メイン] 大室 櫻子 : ここでビビったら、私じゃないだろ
[メイン] 大室 櫻子 : おい、私、後悔するなよ
[メイン] 大室 櫻子 : 分かってるのか、私
[メイン] 巴マミ : 「……大丈夫?無理しなくていいのよ?」
[メイン]
クリストファー・ヴァルゼライド :
「……大室、だったか」
安堵させる為距離を取り、思考の海に浸る少女を呼び戻す
[メイン] 大室 櫻子 : 「………あっ!う、うん!平気!大丈夫!」
[メイン]
大室 櫻子 :
「う、うん」
クリスの方を向き
[メイン] 燕結芽 : 「……大丈夫そーには見えなかったんですけど」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「そうか、先程は本当にすまなかったな。お前を随分と……」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「怯えさせた様に見える」
[メイン] 燕結芽 : 「あなたがそんなに黙るなんてらしくないし」
[メイン] 巴マミ : 一人思いつめた様子の彼女を見ながら考える。
[メイン] 大室 櫻子 : 「な、なぁに言ってるんだよ結芽~!平気だって!」
[メイン]
川添美鈴 :
(燕、何か危うい。ついていた方がいいだろう)
耳打ちする
[メイン] 大室 櫻子 : 「いや……ほら、考え事っていうか……」
[メイン]
巴マミ :
やっぱり、こんな状況だからこそ不安がってるのかしら…
私ももっとしゃんとしないと、ね…
[メイン] 燕結芽 : (……わかってるし!)
[メイン] 川添美鈴 : (ふふ…任せたよ)
[メイン]
大室 櫻子 :
「お、おい~!2人とも何コソコソしてるんだよ~!」
結芽と川添に
[メイン] 燕結芽 : 「別に何でも~?」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「姦しいな」
[メイン] 川添美鈴 : 「燕に聞くといい」
[メイン] 大室 櫻子 : 「ぐぬぬぅ~~!」
[メイン] 燕結芽 : 「……いつも通りに戻ってきたじゃん」
[メイン] 巴マミ : 「あはは…仲が良くていいじゃない」
[メイン] 大室 櫻子 : 「はぐらしやがって~……」
[メイン] 大室 櫻子 : 「……」
[メイン] 大室 櫻子 : 「……ありがと」
[メイン] 燕結芽 : 「そうじゃないと調子狂うし」
[メイン] 大室 櫻子 : 「うん……ちょっと私、動転しちゃってたのかも……あはは……」
[メイン]
クリストファー・ヴァルゼライド :
「………」
まだ若き者達、いずれは己の先へと歩んでいく誇らしく子供ら
[メイン] 燕結芽 : 「で?カブトムシ調べるんでしょ?手伝ってあげてもいーけど」
[メイン]
大室 櫻子 :
「……でも、それでも、調べたいんだ……アレを……いいかな?」
カブトムシの死骸の方に顔を向け
[メイン]
大室 櫻子 :
「!」
結芽の方を向き、ぱぁぁ!と表情が明るくなる
[メイン] 大室 櫻子 : 「へへへへ!!……優しいとこ、あんじゃん!」
[メイン] 燕結芽 : 「……ふんっ!」
[メイン]
クリストファー・ヴァルゼライド :
「……」
それに対して心の底から慈しみを感じてはいる、このようなデクノボウの知人として、皆の心身に気を配る巴に関しても深い経緯を抱いている
[メイン]
川添美鈴 :
(さて、僕は馬に蹴られる前に退散しようかな)
二人から距離をとる
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : だというのに、この救い様のない破綻者は
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 未だ、この中の誰かが敵ではないかと目を光らせている。尊ぶと、信じると述べておきながら真実心を許さず殺意を向けている
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : ……自身の在り方を心底蔑み、無言でカブトムシの死骸へと歩んで行く
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 自分の様なバケモノにできる事は、せめてこの様な汚れ仕事を引き受ける事だろう。
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : それが、せめてもの敬意だ
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
ここで選択したので侵蝕+2
さっき上げた人はあげなくていいよ
[メイン] system : [ 巴マミ ] 浸蝕 : 7 → 9
[メイン] system : [ 川添美鈴 ] 侵蝕 : 9 → 11
[メイン] system : [ クリストファー・ヴァルゼライド ] 侵蝕 : 6 → 8
[メイン] GM : このタイミングでの発狂も可能
[メイン] system : [ 大室 櫻子 ] 侵蝕 : 8 → 10
[メイン] 燕結芽 : じゃあ発狂していい~?
[メイン] GM : いいよ
[メイン] 燕結芽 :
[メイン] 燕結芽 : 私は……一人だった。
[メイン] 燕結芽 : あの病に身体を蝕まれてから、両親は私のことを見てくれない。
[メイン] 燕結芽 : 弱い私に価値なんてないって……
[メイン] 燕結芽 : ……誤魔化し程度だけれど。最近はそれでも学校に通って剣を振るえている。
[メイン] 燕結芽 : 周りで私に敵う人間なんて居ない。
[メイン] 燕結芽 : だけど……誰も私の事を見てくれない。
[メイン] 燕結芽 : どうせすぐに消えてしまうから?
[メイン] 燕結芽 : でも……
[メイン] 燕結芽 : 櫻子。
[メイン] 燕結芽 : あの子は私を気にかけてくれる。
[メイン] 燕結芽 : 言葉ではついあしらっちゃうけど……でも……でも。
[メイン] 燕結芽 : 櫻子に一緒に居て……"愛"して貰う為に……
[メイン] 燕結芽 : 私はもっと強くならなければ。
[メイン] 燕結芽 : そして今、強さを証明する手段は……
[メイン] 燕結芽 : "この状況から櫻子を守る"事。
[メイン] 燕結芽 :
[メイン] 燕結芽 :
[メイン] 燕結芽 :
[メイン]
川添美鈴 :
[メイン]
川添美鈴 :
共通の脅威を前に団結しつつある皆の姿を後ろから見つめる瞳
[メイン] 川添美鈴 : その瞳から光と熱が失われていく
[メイン] 川添美鈴 : (つまらない)
[メイン] 川添美鈴 : いつもこうだ
[メイン] 川添美鈴 : 僕の能力は意志とは無関係に他人を自分の都合のいい方向に動かす
[メイン] 川添美鈴 : 愛も憧れも友情も協力もすべて能力に踊らされているに過ぎない
[メイン] 川添美鈴 : 僕にはもう…他人が人形にしか見えない
[メイン] 川添美鈴 : ただ一人を除いては
[メイン] 川添美鈴 : 「夢結…」
[メイン]
川添美鈴 :
[メイン]
川添美鈴 :
[メイン]
川添美鈴 :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン2] system : [ クリストファー・ヴァルゼライド ] お守り : 4 → 3
[メイン2] system : [ クリストファー・ヴァルゼライド ] お守り : 3 → 4
[メイン2] system : [ クリストファー・ヴァルゼライド ] お守り : 4 → 3
[メイン2] system : [ 燕結芽 ] 確保 : 0 → 1
[メイン] GM : 全員判定したのでウラ
[メイン]
GM :
その死骸へと、近づいてみる。
ある数人はなんらかの確信を持ちながら。
[メイン]
大室 櫻子 :
「……………」
チェーンのちぎれたペンダントを、手に取り
[メイン] 大室 櫻子 : 黙祷する。
[メイン] 燕結芽 : 「……櫻子、分かってるんだ」
[メイン] 大室 櫻子 : 「………うん」
[メイン] 燕結芽 : 「私も一緒にしていい?」
[メイン] 大室 櫻子 : 「……へへ、いいよ」
[メイン] 燕結芽 : 「…………」
[メイン] 大室 櫻子 : 「………」
[メイン] 大室 櫻子 : 「……死ぬ、ってさ」
[メイン] 大室 櫻子 : 「……怖い、よね」
[メイン] 燕結芽 : 祈る。無念のまま死んでいったであろう犠牲者に。
[メイン] 大室 櫻子 : 「きっと………この、"カブトムシ"さんも、さ」
[メイン] 大室 櫻子 : 「……怖かっただろうね」
[メイン] 燕結芽 : 「この人は怖かったかもね」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「……待て、人?」
[メイン]
巴マミ :
「………」
その様子を見つめながら。
ただ、何となく雰囲気は分かる…この子たちは憐れんでいるのだ、と。
[メイン] 巴マミ : 「………え?」
[メイン] 大室 櫻子 : クリスとマミの方を向き………黙る。
[メイン]
クリストファー・ヴァルゼライド :
「……これが、人だと?」
脳裏によぎった想像が、最悪の末路を描き出していく
[メイン]
巴マミ :
「ごめんなさい、それってどういう……」
さらに近づこうとした時、見える。
[メイン] 巴マミ : 『タスケテ』の文字が。
[メイン] 巴マミ : 「え、ひゃっ…!?」
[メイン]
大室 櫻子 :
「…………」
マミの見つけたその文字に
[メイン] 大室 櫻子 : 心が、キュッ、とする。
[メイン] 大室 櫻子 : 苦しい。
[メイン]
クリストファー・ヴァルゼライド :
「どうし……た」
文字に目が吸い寄せられる
[メイン] 巴マミ : もしかして、と嫌な考えが頭の中を占拠していく。
[メイン]
クリストファー・ヴァルゼライド :
それは、あまりにも不器用な文字だった。
……まるで
[メイン] 大室 櫻子 : 「……わかんないけどさ、私も絶対の確信はできない、けどさ……」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : “人間以外の生物が必死に描いた様に“
[メイン] 大室 櫻子 : 「………私は……そういうことなんだと、思う……」
[メイン] 大室 櫻子 : 拳を握り締める。
[メイン] 巴マミ : 「………そう、なのね」
[メイン] 燕結芽 : 「そーそー、あくまで私の勘だし~?」
[メイン] 燕結芽 : 「最悪の事態を想定してついポロっと出ちゃったってだけ」
[メイン] 燕結芽 : 「信じるかはあなた達次第みたいな~?」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 少し、深呼吸をして
[メイン]
巴マミ :
少し黙りながら。
祈りを捧げる。
きっとこの方は……信じたものに救われたのだと。
[メイン]
川添美鈴 :
「まあどちらにせよ…こうならないように気を付けよう」
人間でも甲虫でも感慨はない
その死に違いはあるのか?
[メイン] 大室 櫻子 : 「……………うん……」
[メイン]
大室 櫻子 :
次は、もしかしたら、私達の内の誰か……
いや、私かも……?
[メイン]
大室 櫻子 :
…………怖い。
でも怖がるなよ、言ったよな櫻子、約束は守れ。
[メイン] 巴マミ : 「…ええ、もし何かあったなら…誰かを頼ってもいいんだしね」
[メイン] 巴マミ : 「……あなたも、抱え込みすぎるように思えるから、そこのお友達とか…私たちに言うのよ?」
[メイン] 巴マミ : 櫻子の方に
[メイン] 大室 櫻子 : 「うぇっ!?!わ、わかってるってば!」
[メイン] 大室 櫻子 : 「言う言う!言いまくる!」
[メイン] 燕結芽 : 「あなたは考える前に行動した方がいーんじゃない?」
[メイン] 大室 櫻子 : 「なんだとコラ~~!!」
[メイン] 燕結芽 : 「あははっ♪」
[メイン] 大室 櫻子 : ぷくぅ~~!と頬を膨らませ、怒る。
[メイン]
巴マミ :
「ちゃんと大丈夫そうならよかったわ」
その様子を見守りつつ
[雑談] system : [ 大室 櫻子 ] お守り : 0 → 1
[メイン]
クリストファー・ヴァルゼライド :
「……」
温かな光景に目を向けつつも、心の奥底の燻りは収まらない
[メイン]
クリストファー・ヴァルゼライド :
哀れにも命を奪われたであろう誰か。
無惨にも人の尊厳を蹂躙したであろう外道、これからぶつかるであろう敵。
[雑談] system : [ 川添美鈴 ] 侵蝕 : 11 → 7
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 考えれば考える程、胸中に赫怒の雷雨が吹き荒れ、自然と表情も更に硬さを増していく
[雑談] system : [ 巴マミ ] ツナガリの数 : 2 → 3
[メイン]
クリストファー・ヴァルゼライド :
「なんなのだ、この理不尽は。」
甲虫の遺骸へ向け、低く呟いて
[メイン] system : [ 大室 櫻子 ] ツナガリ : 3 → 4
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「……悪人ならば当然の死に様だろう、だが」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「無作為に非道を働く暴虐の徒……断じて生かしてはおかん」骸の前に暫し膝をつけ
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「約束しよう、この報いは必ず俺が受けさせる」天へと還った魂へ。確かな誓いを立てた
[メイン] 燕結芽 :
[メイン] 燕結芽 :
[メイン] 燕結芽 : 「ねーねー」
[メイン] 燕結芽 : 「クリスおにーさん?」
[メイン]
クリストファー・ヴァルゼライド :
「……どうした、燕」
黙祷を終え、立ち上がる
[メイン] 燕結芽 : 「おにーさんって何処かの軍隊に居たりしたの?」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「……ああ、その通りだ」
[メイン] 燕結芽 : 「へ~!やっぱり雰囲気から只者じゃないって思ったんだぁ」
[メイン] 燕結芽 : 「いつもなら決闘を挑みたいところだけどぉ……」
[メイン] 燕結芽 : 「ねぇ」
[メイン] 燕結芽 : 「おにーさんって何の為に戦うの?」
[メイン] 燕結芽 : (……自分の戦う理由は、彼女に自分を見せ、認めてもらう為だ。)
[メイン] 燕結芽 : (……なら、強いこのおにーさんは?)
[メイン] 燕結芽 : (知りたい……知りたい)
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「叶うのならば、光。善良なる無辜の民の安寧……だが」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「俺の本質は……悪を許せぬだけなのだろうよ」地底の奥底で胎動するマグマの様な怒りがその声には篭っている
[メイン] 燕結芽 : 「お~、怒ってる怒ってる」
[メイン] 燕結芽 : 「悪に怒るっていうのはま~分かるよ、私もこの状況になってる事に関しては怒り心頭だし~?」
[メイン] 燕結芽 : 「じゃああなたはその"悪"と戦うためだけに強くなろうとしたの?」
[メイン]
クリストファー・ヴァルゼライド :
「……いいや、否だ」
少しの間遠くを見て、首を横に振る
[メイン] 燕結芽 : 「へ~?」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「……俺の故郷は、所謂スラムだ。昨日語らった物が隣で生き絶えている」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「そんな悲劇が、朝日が登るが如く必然と繰り返されている。その様な場所だった」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「……その中であっても、優しさを失わない少女がいた、俺の幼馴染だ」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「……だから、やもしれん。いいや、きっとそうなのだろう」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「俺が少し目を離した間に、奴は暴漢に襲われ。命を奪われた」声の調子は変わらない、だが纏う雰囲気は……今までと違い、若干の人間味を帯びている
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「善は脆く、容易く悪に侵される。俺がそう思うようになったのは……そう」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 集団で少女を辱めた糞袋共を、原型も残さず叩きのめした時だった。
[メイン] 燕結芽 : 「……」
[メイン] 燕結芽 : 静かに話を傾聴する。
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「……それまでは、その事件が起こるまで、俺は」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「正義の味方になりたかったのだろう、今思えば……俺にその様な資格など無かったというのに」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 困っている人に、泣いている誰かに笑顔を齎せる。光を与えられる、そんな存在に……若き日は焦がれていた
[メイン] 燕結芽 : 「ふ~ん、正義の味方、ね」
[メイン] 燕結芽 : 「な~んかぁ……もうちょっと気楽に考えてもいーんじゃない?」
[メイン] 燕結芽 : 「ん~、気楽ってのはちょっと違う?でも~」
[メイン] 燕結芽 : 「あなた、悪の事しか考えられなくなってるでしょ」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「……その通りだ」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「俺は歪んでいる、善を尊ぶとほざいておきながら。その根底がどうしようもなく悪への憎悪に満ちている」
[メイン] 燕結芽 : 「歪んでるんだ~」
[メイン] 燕結芽 : 「おにーさん……」
[メイン] 燕結芽 : 「今のままだと"また同じ"になっちゃうかもね?」
[メイン] 燕結芽 : 「私は別に知らないけど~♪」
[メイン] 燕結芽 : 「おにーさん、それぐらい強く"想えるなら"」
[メイン] 燕結芽 : 「周りの大切な人も想ってあげていいんじゃないの……」
[メイン] 燕結芽 : 「………」
[メイン] 燕結芽 : 「もういいや、大体分かったし」
[メイン] 燕結芽 : 「またね~、おにーさん♪」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「……ああ、助言を感謝する。燕」
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] system : [ 大室 櫻子 ] 侵蝕 : 10 → 13
[メイン] 大室 櫻子 : ぎゅるるるる。
[メイン] 大室 櫻子 : お腹の虫が鳴る。
[メイン] 大室 櫻子 : そんなにお腹減ってたわけじゃないのに。
[メイン] 巴マミ : 「……あら、お腹が空いたの?……?」
[メイン]
巴マミ :
喉をさする。
喉の渇きが現れているかのように。
[メイン] 大室 櫻子 : 「うぁ……う、うん……お恥ずかしい」
[メイン] 川添美鈴 : 「喉の乾きもひどいな…ここの乾燥はひどい」
[メイン] 大室 櫻子 : ふと鼻を刺激する、甘い魅惑的な香り。
[メイン] 大室 櫻子 : あーーーーーーーー……腹減ったーーーーー………。
[メイン]
クリストファー・ヴァルゼライド :
「……」
唐突に訪れた空腹や渇き、それに対し警戒の念がより強まる
[メイン] 大室 櫻子 : ……って、おバカ!!私のアホ!!こんな時に!!
[メイン] 燕結芽 : 「まー夕食も食べてないしね~」
[メイン] 大室 櫻子 : ついつい視線が……あの巨大ゼリーの方に行ってしまうそうになるも、首を振る。
[メイン] 大室 櫻子 : 「……そ、そうだよ!てか夕食あんだからさ!」
[メイン] 大室 櫻子 : 「その前に、菓子とか食ったら、ダメじゃん?」
[メイン] 川添美鈴 : 「それまでに帰れるといいんだけどね…」
[メイン] 巴マミ : 「む…私もなんだか、喉が渇いたような感じもするし…みんなもそう、みたいね?」
[メイン]
巴マミ :
「あら…間食しないなんて偉いのね」
ちょっと意外、と言った顔をしつつ。
[メイン]
大室 櫻子 :
うぐ……。川添様の発言が、櫻子の心に若干の亀裂を生じさせる。
……確かに、帰れるかどうか、分からない。脱出の手立ては一切思いついていない。
[メイン]
大室 櫻子 :
どうしても不安で心がいっぱいになりそうになる。
……そんな私が、許せない。
[メイン] 大室 櫻子 : みんなで生きて帰るんだろう!大室櫻子!!!
[メイン]
大室 櫻子 :
「ふ、ふふ~ん!私は偉いのだよ~!」
マミにドヤ顔
[メイン] 大室 櫻子 : とは言っても、やはり視線は
[メイン] 大室 櫻子 : ゼリーの方に釘付け。
[メイン] 大室 櫻子 : 食欲を満たせるという魅了に、引き込まれそうになる。
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「……俺の気の迷いならば、それが一番だが」
[メイン] 大室 櫻子 : 「…………でも一口……だけなら……」
[メイン] 燕結芽 : 「はぁ!?」
[メイン] 燕結芽 : 「櫻子……」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「あのゼリーに誘引されている気配がする」
[メイン] 燕結芽 : 「こんな所にある食べ物なんて危ないに決まってるじゃん」
[メイン]
巴マミ :
「…みたいね、喉が渇いたりお腹が減ったり……」
櫻子の様子を見、そう言う
[メイン]
大室 櫻子 :
「……で、でも……甘い匂いが……」
あーーー、やばい私……どうなってんだ……?
[メイン]
大室 櫻子 :
どう考えても危ない道だろ……あああああ、情けないなぁ……。
でも、お腹、減ったなぁ。
[メイン] 川添美鈴 : 「先ほどのカブトムシもそうだが…」
[メイン] 川添美鈴 : 「あのゼリーが私たちの知っているゼリーと同じかはわからない」
[メイン] 川添美鈴 : 「それでもいいなら止めないよ」
[メイン] 燕結芽 : 「我慢しなよ」
[メイン] 燕結芽 : 「私も一緒に我慢してあげるから」
[メイン] 大室 櫻子 : 「………川添様……結芽……」
[メイン] 大室 櫻子 : 自分のほっぺを
[メイン] 大室 櫻子 : パシィイイインッッ!!!
[メイン] 大室 櫻子 : 「いってぇ~~~!!」
[メイン] 大室 櫻子 : 「……ふぅ~~~~~……」
[メイン] 大室 櫻子 : 「……うっし!私も我慢する!!」
[メイン] 燕結芽 : 「ふん、櫻子らしーじゃん」
[メイン]
大室 櫻子 :
「そ、そうだろ~?」
ドヤ顔を披露
[メイン] 川添美鈴 : 「さて、それじゃあ僕はいただくとしようか」
[メイン] 燕結芽 : 「えぇ……」
[メイン] 大室 櫻子 : 「……んなっ!?」
[メイン] 燕結芽 : 「止めないですけど~?」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「……危険は承知なのだな?」
[メイン] 巴マミ : 「……ええっ!?」
[メイン] 大室 櫻子 : 頭の上にハテナマークが並ぶ。
[メイン]
川添美鈴 :
ゼリーを指ですくい、舐めてみる
[メイン] 大室 櫻子 : 「か、川添様……?」
[メイン] 大室 櫻子 : 「……川添様ぁ!!?」
[メイン] 巴マミ : 「あなた、自分で……あっ」
[メイン] 燕結芽 : 「わ~……大胆」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「……驚いたな」
[雑談] system : [ 川添美鈴 ] 理性 : 10 → 9
[メイン2] system : [ 大室 櫻子 ] 確保 : 4 → 1
[メイン]
川添美鈴 :
「これは…すばらしいな」
指から手へ、手から腕へ…徐々にゼリーをすくうために使う体の部分が増えていく
[メイン2] system : [ 巴マミ ] お守り : 3 → 2
[メイン] 巴マミ : 「……あ、あなた…本当に大丈夫?」
[雑談] system : [ 川添美鈴 ] 侵蝕 : 7 → 3
[メイン] 巴マミ : そのおかしな様子に、慌てて止めに入ろうとする
[メイン] 川添美鈴 : 声が届いていないかのようにゼリーの縁から中に飛び込む
[メイン]
大室 櫻子 :
「川、添……様……?」
我を忘れるようにゼリーを啜る川添様に、恐怖心を抱く。
怖い。いつもの川添様じゃないみたい、怖い。怖い。怖い。
[メイン]
クリストファー・ヴァルゼライド :
「チィッ…!」
明らかに異なる様子をみて、駆け出し強引に引き剥がそうとする
[メイン2] system : [ 燕結芽 ] 侵蝕 : 4 → 0
[メイン]
巴マミ :
「わっぷっ……!?ちょ、ちょっと…川添さん…?」
[メイン]
巴マミ :
……やっぱりここは人をおかしくさせるところ。
私がしっかりしないと、不安を与えちゃう…
平常心、平常心……
[メイン]
川添美鈴 :
これを食べれるなら、人間なんてやめてもいいな…いやむしろ人間である利点ってなんだ?
そう思いながら容器の底で残ったゼリーを舐め啜る
[メイン]
クリストファー・ヴァルゼライド :
「目を覚ませ!!川添!!」
ゼリーの容器毎引き倒し、引っ張り出そうとする
[メイン] 燕結芽 : 「まったく!頼れるようにみえて抜けてるところあるんだもん!」
[メイン] 燕結芽 : ヴァルゼライドに続く
[メイン] 川添美鈴 : 透明な容器から外に映るのはゼリーまみれになった淫猥な美鈴の姿
[メイン]
大室 櫻子 :
「─────────川添様ッ!!!!!!」
怖い???そんなの!!!!私じゃないって言ってんだろうが!!!!
ゼリーで艶めく川添様の元へ走り飛ばす。
そして、その腕を掴み取る。
[メイン] 川添美鈴 : そして引き倒された容器からそのままの姿でつかみだされる
[メイン]
巴マミ :
「…っ、あなた……」
その姿に、少し恐怖しかけるが。
[メイン] 大室 櫻子 : 「はぁ……!はぁ……!!」
[メイン]
クリストファー・ヴァルゼライド :
「……燕、ほかの女性を呼んでくれ。ゼリーを拭いてやる必要がある」
念のため腕を掴み押さえながら
[メイン] 燕結芽 : 「りょーか~い」
[メイン]
川添美鈴 :
「すまない…君たちの分を残しておけなかったよ」
そして今までのことが何でもないことかのようにいつもの笑顔を向ける
[メイン]
巴マミ :
「服が汚れてるもの…ハンカチでも使う?」
あくまで普通を取り繕おうと。
[メイン] 大室 櫻子 : 「っ……!!」
[メイン] 大室 櫻子 : 「なんで、そんな笑顔を………」
[メイン] 燕結芽 : 「櫻子、何か拭くもの持ってる……大丈夫?」
[メイン]
大室 櫻子 :
「………へっ?あ、拭く物ね!えっとえっと……はい!」
ポケットからハンカチを取り出し、結芽に渡す
[メイン]
クリストファー・ヴァルゼライド :
「……丁度いい、これを使え」
軍服のマントの端を大きく裂き巴マミに手渡す
[メイン] 燕結芽 : 「……何かあれば言う事」
[メイン]
大室 櫻子 :
「あ」
そうだ……うん、忘れてたや。
[メイン]
川添美鈴 :
「ああ大丈夫だよ、うちの制服は便利なんだ」
パチンと汚れた部分を取り外し、その部分で肌をぬぐう
[メイン] 大室 櫻子 : 「……分かってるよ、でも、本当に大丈夫だよ結芽 ………ただ」
[メイン]
巴マミ :
「あ、いいのかしら……? ありがとう…え、ええ!?」
そのマントを有難く頂戴して、それで体についたゼリーを拭き取ろうと………
[メイン] 大室 櫻子 : 「……川添様が……川添様じゃなくなるような気がして………怖くて……」
[メイン] 巴マミ : するが、その前に汚れが消えて。
[メイン] 大室 櫻子 : 「……それに何もできなかった自分にも……なんていうか……イライラも、して……」
[メイン] 燕結芽 : 「……あの人があの人じゃなくなっても私がいるし」
[メイン] 大室 櫻子 : 目を丸くして結芽を見る。
[メイン]
大室 櫻子 :
「? どういうこと?」
よく分かってない様子だ。
[メイン] 燕結芽 : 「……何でもないっ」
[メイン] 大室 櫻子 : 「な、なんだよー!何かあれば言うんじゃなかったのかよー!」
[メイン] 燕結芽 : 「ぐっ…………」
[メイン] 燕結芽 : 「私が側にいるってこと!!!!!」
[メイン] 燕結芽 : それだけ言って急いで美鈴の方へ向かう
[メイン]
クリストファー・ヴァルゼライド :
「……見事」
この状況においての大胆な告白に思わず呟いた
[メイン]
大室 櫻子 :
「うおぉっ……!?」
その圧にビビる。
[メイン]
大室 櫻子 :
「………あー……」
頬を掻きながら
[メイン] 大室 櫻子 : そっか、結芽は……結芽なりに、私のこと、慰めてくれたんだな。
[メイン] 大室 櫻子 : へへ。
[メイン] 大室 櫻子 : 可愛い奴め。
[メイン]
大室 櫻子 :
「……私も手伝うからー!待てよー!」
そう言い、櫻子も結芽の後に続く。
[メイン]
川添美鈴 :
「どうしたんだい?そんなに慌てて…」
二人が慌てて駆け寄ってくるのがなぜなのか、今の美鈴にはわからなかった
[メイン] GM :
[ツナガリ] system : [ 大室 櫻子 ] ツナガリ : 4 → 5
[メイン] system : [ 巴マミ ] ツナガリの数 : 3 → 4
[メイン] system : [ 川添美鈴 ] ツナガリ : 2 → 3
[情報] system : [ 大室 櫻子 ] 侵蝕 : 13 → 15
[雑談] system : [ クリストファー・ヴァルゼライド ] ツナガリ : 2 → 3
[メイン] system : [ 川添美鈴 ] 侵蝕 : 3 → 5
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : あなた達がそうこうしていると。
[メイン]
GM :
透明な、しかし今まで何も移していなかったプラスチックの壁一面に。
女性の顔が、現れる。
[メイン] 大室 櫻子 : 「…………かひゅっ!?」
[メイン] 大室 櫻子 : 変な声が出てしまう。
[メイン] 燕結芽 : 「ふ~ん……」
[メイン] 川添美鈴 : 「おかわりはもらえないのかな?」
[メイン] 燕結芽 : 「まあ巨大なカブトムシが居た時点で想像はしてたけど~」
[メイン]
クリストファー・ヴァルゼライド :
「……こいつが、事件の元凶か」
腰の刀に手を添え
[メイン]
GM :
その顔の大きさは身長で比べても何倍も違う。
しかし、その顔には笑みが付いており。
[メイン] 燕結芽 : 「櫻子、危ないから私の後ろに居て」
[メイン]
大室 櫻子 :
「っ………!!」
結芽の方を見て
[メイン] 大室 櫻子 : それに従ったら、私は、私は……!!!
[メイン] 大室 櫻子 : 「……いや、私も!!!」
[メイン] 巴マミ : 「……っ、これは……中々、ね…」
[メイン] 大室 櫻子 : 結芽の"隣"に並ぶ。
[メイン] 大室 櫻子 : そして、女性を睨みつける。
[メイン] 大室 櫻子 : それが、櫻子の"勇猛"の証。
[メイン] 燕結芽 : 「……戦いが始まったら危ないんだからね!?」
[メイン] 巴マミ : その異常な状態に、大丈夫、大丈夫……と落ち着かせながら。
[メイン]
川添美鈴 :
「とりあえずここから出してほしいんだけどね」
不用意に壁に近づき叩いてみる
[メイン] 大室 櫻子 : 「……危ないからこそ、結芽を見捨てるわけにはいかないだろ!」
[メイン] GM : そして、その様子を見てもいるのかいないのか。
[メイン] GM : その女性は天井を開いた。
[メイン]
大室 櫻子 :
「っ………!!」
天井を見上げる
[メイン] GM : そして、そこから腕を伸ばして。
[メイン] GM : 置く。
[メイン] 川添美鈴 : 「出してくれる気になった…わけではなさそうだね」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「……貴様が、この事件の犯人でいい様だな」
[メイン]
GM :
何を置いたのか、それは一目瞭然。
生きた、巨大カブトムシだ。
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「ッ……!!」
[メイン] 巴マミ : 「っ、みんな…下がって…!」
[メイン]
大室 櫻子 :
逃げるな私……!!逃げるな、逃げるな、逃げるな!!!
立ち向かえ!!!立ち向かうんだ!!!負けるな!!!挫けるな!!!!
頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ………!!!!!!!
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 怪異の意図を、直感と合わせ速やかに理解する
[メイン] 燕結芽 : 櫻子を庇うように手で牽制する。
[メイン] 大室 櫻子 : 「………!!カブトムシ……!」
[メイン] 巴マミ : そう言いながら、自分だけは前に。
[メイン] 大室 櫻子 : 「ゆ、結芽……それに、マミも……!」
[メイン] 燕結芽 : 私も前にいるよっ
[メイン] 川添美鈴 : 「さてこれは元人間か元から昆虫か…どちらでもいいな」
[メイン] 大室 櫻子 : 「────────────やい!!!」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「ふざけるな……ッ!!貴様、いったいなんのつもりだ!!」
[メイン] 大室 櫻子 : 「聞いてるのか!!!!この……!!!」
[メイン] 大室 櫻子 : 「巨人オバケ!!!!!!!!!」
[メイン] 女性 : チッ、と舌打ちが聞こえる。
[メイン] 川添美鈴 : 「僕はずいぶん虫らしくしていたと思うけど?」
[メイン] 大室 櫻子 : はち切れんばかりの声で叫ぶ。
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「貴様が何者かは知らんが、今すぐかこの人間を元に戻せ。さもなくば……!!」
[メイン] 女性 : 「五月蠅いわね、人間の癖に」
[メイン] 燕結芽 : 「ちょっと櫻子!あなたがあんまり刺激するようなこと……」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 声に胸の奥底から湧き出る怨嗟を込め。喉が張り裂けんばかりに吠え立てる
[メイン] 大室 櫻子 : 「……ご、ごめん、結芽」
[メイン] 女性 : 「人間を元に戻す?なんで?」
[メイン] 女性 : 「その姿、似合ってるじゃない」
[メイン] 女性 : 心底楽しそうに、にっこりと。
[メイン]
大室 櫻子 :
「…………………」
そのまま視線を女性の方に戻し、じっと見る。
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「……殺す!!!!」
[メイン] 燕結芽 : 「どちらにせよあいつは倒すんだから"その瞬間"をじっくり待った方がいいって事よ」
[メイン] 大室 櫻子 : 「………………………。」
[メイン] 川添美鈴 : 「わかった。どうやって僕たちをこんな姿にしたのかぐらい教えてくれないかい?」
[メイン] 燕結芽 : 「勇敢なのは良いけど状況も見てよね!心配なんだから」
[メイン] 女性 : 「そうね?人間なんてものより、虫がいいと思わない?」
[メイン]
大室 櫻子 :
「……そうやってるから、アンタは……そうなんだよ!!」
やっぱり、櫻子は、止められない
危険と分かっていても、もう。
[メイン] 大室 櫻子 : 「人間のことをオモチャみたいに!!!!!!」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「死ねよ貴様、塵屑だろうが……!!苦悶の喘ぎを漏らしながら地獄の底まで落ちるがいい……!!」
[メイン] 女性 : 「だって、喧しくもないし、見にくい争いをしないし」
[メイン] 女性 : 「玩具なんてそんな」
[メイン] 女性 : 「ゴミだと思ってるけど?」
[メイン] 大室 櫻子 : 「それは違う!!!!!!」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「……もういい、貴様の語りなど聞くに値せん」
[メイン] 川添美鈴 : 「なら君が虫になってみるといい。同じように虫籠の中でね」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「貴様の様な化け物に、人間の尊さを説くつもりもカケラもない」
[メイン] 大室 櫻子 : 拳を握り締めながら、わなわなと震わせながら。
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「後悔しながら死ぬがいい、貴様は人々に与えた絶望を、これより全て貴様に返すぞ……ッ!」
[メイン] 大室 櫻子 : 櫻子の直観内にある、"彼女"の動機と向き合い、そしてぶつかる。
[メイン] 女性 : 「あはは、五月蠅いわね。これだから嫌いなのよ、ヒトは」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 殺意を火山の如く爆発させ、武器を抜きはなつその手に宿るは、絶滅光。
[メイン] 燕結芽 : 「あははははは!!」
[メイン] 大室 櫻子 : 「………そうやって、逃げてんだろ!!!」
[メイン] 大室 櫻子 : 「もっと見ろよ!!!!」
[メイン] 燕結芽 : 「あははは……あは……」
[メイン] 女性 : 「は?」
[メイン] 女性 : 「何を?」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「貴様の虚栄など見え透いている、と奴は語っているだけだよ」
[メイン] 燕結芽 : 「も~いいや、もっと言っちゃいなよ櫻子」
[メイン] 大室 櫻子 : 「────────────"心"をだよ!!!!!!!」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「お前の命の仕組みは理解している。と告げれば満足か?」
[メイン] 大室 櫻子 : 結芽に頷きながら
[メイン] 女性 : ドン、と音が響く。
[メイン] 女性 : そこからはわからないが、何やらものにあたったのだろう。
[メイン] 燕結芽 : 「わ~、痛そ~♪」
[メイン] 大室 櫻子 : 「………………。」
[メイン] 女性 : 「……はぁ~~~~~~何がわかるの????あなたがえっらそうに説教してるのは何を根拠に?」
[メイン] 女性 : ぶつぶつと妄言を吐いた後。
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「……図星か、加えて八つ当たりとは、なんとも惨めだな」無視を見る様な目で巨人を見つめる
[メイン] 大室 櫻子 : 「ねぇよ!!!!直観だ!!」
[メイン] 大室 櫻子 : 「ぶぁ~~~~~~~~~か!!!!!」
[メイン] 燕結芽 : 「ま、櫻子はそう言ってるけど~」
[メイン] 女性 : わなわなと怒りに震えた顔。
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「単純な理屈だよ、それに材料を掛け合わせれば……答えはおのずと導き出される」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「貴様は随分と図体がでかいが……脳は飾りの様だな」
[メイン] 燕結芽 : 「状況と様子を見たらバレバレって感じ~?」
[メイン] 燕結芽 : 「あなた、怖いんでしょ」
[メイン] 女性 : 「………は…?」
[メイン] 燕結芽 : 「怖いから優しい優しい昆虫さんと仲良く空虚なお遊びをしてる、違う~?」
[メイン] 大室 櫻子 : 結芽の言葉を耳にしながら、女性を見つめ続ける。
[メイン]
女性 :
「五月蠅い五月蠅いうるさいうるさい!!」
と癇癪を起して。
[メイン] 女性 : 「どうせあなた達もその子と一緒になるんだから、今のうちに人間らしくわめいてればいいわ!」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「いいや、否だ」
[メイン] 燕結芽 : 「あ~あ、図星だったんだね♪」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「今のうちに精々喚いていろ」
[メイン]
女性 :
そう言って、天井を閉める。
まるでその言葉から逃げるように。
[メイン]
クリストファー・ヴァルゼライド :
「勝つのは俺達だ」
閉じていく天井に対し、目から迸る殺意を叩きつけながら静かに宣言した
[メイン] GM : そしてそこに残ったのはあなた達と。
[メイン] 虫 : 「──────ヴ、ヴ」
[メイン] GM : 昆虫…らしき、虫一匹。
[メイン] 大室 櫻子 : 「…………………。」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「……」
[メイン]
クリストファー・ヴァルゼライド :
「待っていろ、今殺してやる」
せめて、慈悲に
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 相手を人間として認識したうえで。真っ向から勝負を挑む
[メイン] 燕結芽 : 「はあ……」
[メイン] 燕結芽 : 「櫻子、あなた後ろに居てって言っても来るんでしょ?」
[メイン] 大室 櫻子 : 「……うん」
[メイン] 燕結芽 : 「私はあなたを危険に晒したくない」
[メイン] 大室 櫻子 : 「私も、結芽を、みんなを危険に晒したくない」
[メイン] 大室 櫻子 : じっと、結芽の瞳を見つめる。
[メイン] 燕結芽 : 「……」
[メイン] 燕結芽 : 「櫻子らしーじゃん」
[メイン] 燕結芽 : 「そうやって真っ直ぐに自分を曲げないの」
[メイン] 燕結芽 : 「私、だから一緒に居たいと思ったんだよ?」
[メイン] 燕結芽 : 「……あんまり無茶しないこと!」
[メイン] 大室 櫻子 : 「………へへへ」
[メイン] 大室 櫻子 : 「……分かってる!」
[メイン] 大室 櫻子 : 「約束!」
[メイン] 大室 櫻子 : にっこりと笑う。
[メイン] 燕結芽 : 「……ん」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「……全員、覚悟は決まったか」
[メイン] 大室 櫻子 : 「応ッ!」
[メイン] 巴マミ : 「……ええ、もう大丈夫」
[メイン] 燕結芽 : 「もっちろん♪」
[メイン] 川添美鈴 : 「覚悟なんて大げさな、帰るだけだよ」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「……あの虫は、いわばこの檻の主だ。奴を俺達が討てば。あの女の首へ手が届くかもしれん」
[メイン] 大室 櫻子 : 「………なるへそね、よ~ぅし……!」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「あの巨大怪異を撃破し、我々は日常へ帰還する。征くぞッ!」
[メイン] 川添美鈴 : 「ああそのまえに」
[メイン] 川添美鈴 : 「全員こちらを見てくれ」
[メイン] 燕結芽 : 「はい?」
[メイン] 燕結芽 : (振り向く)
[メイン] 大室 櫻子 : 「え?」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「……どうした」
[メイン] 川添美鈴 : 「『頑張ってくれ』頼んだよ」
[メイン] 巴マミ : 「……?」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「……くだらん」
[メイン] 燕結芽 : 「言われなくても~?」
[メイン] 大室 櫻子 : 「…………」
[メイン] 虫 : そして、そんなキミたちを見つめた後。
[メイン] 虫 : 触手を伸ばさんと、こちらに迫ってきた──────
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : 戦闘開始です
[メイン] 燕結芽 : 来たか 戦闘
[メイン]
GM :
戦闘の順番は
エネミー先制攻撃→PCの攻撃(順番は関係なく)→エネミー後勢攻撃
[メイン] GM : なのでまずエネミーが攻撃します
[メイン]
虫 :
先制:力の収納
対象:全員 回避:なし
進行役は能力を一つ指定。 主人公はその能力値で判定不可。
[メイン] 虫 : choice 肉体 精神 頭脳 (choice 肉体 精神 頭脳) > 肉体
[メイン] 虫 : 肉体ダメです
[メイン] 燕結芽 : おわァアアア~~~~~~~~~~!!!!
[メイン]
大室 櫻子 :
舐めんなよぶぁーか!
こちとら頭脳精神肉体は788だ!
[メイン] 川添美鈴 : きたね
[メイン] 燕結芽 : 大室家は格が違う
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : ダメージソースが死んだ!
[メイン] 虫 : 体を震わせると、甘いような腐ったような、得も言われぬ香りが漂う。
[メイン] 虫 : それを嗅いでしまったキミたちは、体の調子がどうにも悪くなってしまう。
[メイン]
大室 櫻子 :
「っ………!!」
体の動きが鈍くなるも……
[メイン] 大室 櫻子 : その精神力で、立ち続ける。
[メイン] 燕結芽 : 「ぐっ……身体が思うように動かない!」
[メイン] 燕結芽 : 「もぉ……鬱陶しい攻撃!」
[メイン]
川添美鈴 :
「流石に二回は通じないよ」
最初に拉致された時に不覚をとったが、対策はできている
[メイン]
GM :
ではPCの攻撃
好きなように動いていいよ
[メイン]
大室 櫻子 :
「……結芽!!それ、借りていい!?」
結芽の刀を指す
[メイン] 燕結芽 : 「これは私の命と言ってもいい御刀」
[メイン] 燕結芽 : 「……あなた以外には頼まれたって絶対貸さない」
[メイン] 燕結芽 : 「はい」
[メイン] 大室 櫻子 : 「!」
[メイン]
大室 櫻子 :
「……ありがとう!」
笑みを見せる
[メイン] 燕結芽 : 「櫻子はまぁ……感覚派なんだから好きに使えばいいんじゃないの?」
[メイン] 燕結芽 : 「思いっきりやってきちゃえ!」
[メイン] 大室 櫻子 : 結芽の、"誇り"を受け取る。
[メイン] 大室 櫻子 : 強さを証明するために
[メイン] 大室 櫻子 : 結芽と共に歩んできた名刀。
[メイン] 大室 櫻子 : ──────ニッカリ青江。
[メイン] 大室 櫻子 : 結芽の言葉に頷き、抜刀。
[メイン] 大室 櫻子 : それを構え……虫の懐へ!
[メイン] 大室 櫻子 : 櫻子の精神力で以って!!!
[メイン] 大室 櫻子 : 感覚に全振り!!
[メイン] 大室 櫻子 : 3b10<=8 精神判定(発狂) (3B10<=8) > 8,6,6 > 成功数3
[メイン] 大室 櫻子 : 武器使用!
[メイン] system : [ 大室 櫻子 ] 武器 : 1 → 0
[メイン]
大室 櫻子 :
古谷 向日葵 友情(正)
歳納 京子 尊敬(正)
援護!!ダメージ+2D!!!
[メイン]
川添美鈴 :
(さっそくラプラスを使っておこう)
ラプラスが櫻子の能力を引き上げる
援護 武器使用
[メイン]
巴マミ :
「……あんまり突っ込みすぎるのは良くないと思うけどね」
かちり、と銃を構えて…放つ
[メイン] 巴マミ : 追撃、援護よ
[メイン] 燕結芽 : 「櫻子、あなたのサポートは任せなさい!」
[メイン] 燕結芽 : 援護と武器使用
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 援護そして武器を二つ使用する
[メイン] 燕結芽 : え~、追撃ね
[メイン] system : [ 川添美鈴 ] 武器 : 2 → 0
[メイン] system : [ 燕結芽 ] 武器 : 1 → 0
[メイン] system : [ クリストファー・ヴァルゼライド ] 武器 : 2 → 0
[メイン] system : [ クリストファー・ヴァルゼライド ] 武器 : 2 → 0
[メイン] 大室 櫻子 : 「────────ありがとう!!みんな!!!」
[メイン] 大室 櫻子 : 全員の想いを背負い
[メイン] 大室 櫻子 : 櫻子は刀を振るうッッッ!!!
[メイン] 大室 櫻子 :
[メイン] 大室 櫻子 : 一閃ッッッ!!
[メイン] 大室 櫻子 :
[メイン] 大室 櫻子 : (2+6+8)d10+15 ダメージ (16D10+15) > 93[8,9,6,1,6,9,7,3,9,7,1,2,6,10,3,6]+15 > 108
[メイン] GM : ええ…
[メイン] GM :
[メイン] 虫 : その一閃。
[メイン] 虫 : その刃。
[メイン] 虫 : その一撃は……虫にとっては、余りにも。
[メイン] 虫 : 重すぎた。
[メイン] 大室 櫻子 : 刀をゆっくりと鞘に収め。
[メイン] 大室 櫻子 : 一礼。
[メイン] 大室 櫻子 : そのまま踵を返し、結芽のもとへ
[メイン] 大室 櫻子 : 「……へへ、ありがと!」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「………終わったか」
[メイン] 虫 : かちん、と鞘に鳴った音を確かめたがごとく。
[メイン] 大室 櫻子 : "誇り"を、結芽へ返す。
[メイン] 燕結芽 : 「御刀も、あなたが使ってくれて良かったって思ってるよ」
[メイン] 虫 : 櫻子の後ろで、真っ二つとなっている。
[メイン] 燕結芽 : 「あんな綺麗な一閃見せられちゃね!」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「………」
[メイン] 川添美鈴 : 「助かった、流石だよ櫻子」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「許せ、名も知らぬ命よ」
[メイン] 大室 櫻子 : 「えへへへ、そうかな…… ……でも、私一人じゃやっぱり何も出来なかったからさ」
[メイン] 巴マミ : 「……驚いた、あなた……いえ、みんなも凄かったわね」
[メイン]
大室 櫻子 :
「……みんなのおかげだよ」
にかっと笑う
[メイン] 燕結芽 : 「それはどーも」
[メイン] 燕結芽 : 「……ありがと」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「お前の命、決して奪われただけでは終わらせん」
[メイン]
巴マミ :
「……ふふ、ありがとう」
それに返すように笑みを浮かべて。
[メイン] 川添美鈴 : 「ああ、そういえばもう一人いたね。忘れてたよ」
[雑談] system : [ 大室 櫻子 ] 薬 : 2 → 0
[雑談] system : [ 大室 櫻子 ] 侵蝕 : 15 → 11
[メイン]
クリストファー・ヴァルゼライド :
「……次は貴様だ、怪物」
刃をガラス越しの怪異に向ける
[メイン] 大室 櫻子 : クリスが刃を向ける先に、櫻子も視線を。
[メイン] 燕結芽 : 「あ~、居たの忘れてた」
[メイン] 燕結芽 : 「昆虫より影薄い~♪」
[メイン] GM : 刀が向けられたことに合わせるかのように。
[メイン] GM : ぴしり。
[メイン] GM : ぴしりと。
[メイン] GM : あなた達を取り囲んでいた籠が、崩れる。
[メイン] GM : そして…完全に砕け散った時、あなた達の眼に入ったのは。
[メイン] 女性 : 「ぐ、ぶぶぶっ、う、ぁぁぁ………」
[メイン] 大室 櫻子 : 眉を八の字に、哀れな目で、女性を見つめる。
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「……なるほど、似合いの末路だろう」
[メイン] 燕結芽 : 「まあ妥当な結末って感じ~?」
[メイン] GM : 血の泡を目や口から吐き出して崩れていく、女性の姿。
[メイン]
クリストファー・ヴァルゼライド :
「だが……まだだ」
剣の持ち手を変え、投げる為の体勢に移行する
[メイン] 川添美鈴 : 「共感できる部分もないではなかったけどね」
[メイン] 巴マミ : 「……もう、よしてもいいんじゃない?あれじゃもう、きっと…」
[メイン] 巴マミ : ヴァルの方を見て。
[メイン]
クリストファー・ヴァルゼライド :
「否だ、奴の所業はこの程度では到底償なえ物なのでは断じてない……!!」
[メイン] 燕結芽 : 「おにーさんおにーさん」
[メイン] 燕結芽 : 肩ちょんちょん
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「……どうした」
[メイン] 燕結芽 : 「"大切な人"が、もうよしていいんじゃないって言ってるよ?」
[メイン] 燕結芽 : 「気張りすぎないで、何かあったらまた私達で押さえればいーじゃん」
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 「…………」
[メイン] 燕結芽 : 「ほら、何か言ってあげてもいーんじゃない?」
[メイン] 燕結芽 : 「じゃ、私はこの辺りで~♪」
[メイン]
巴マミ :
「……そうね…
あんまりそうやって、背負いこみすぎるのも疲れちゃうでしょうから」
[メイン] GM : 主が、意識を失ったことを証明するかのように。
[メイン] GM : 辺り一面が、崩れ、ほぐれ、薄まっていき。
[メイン] GM : そうして、全員の意識が───
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : 気が付くと、そこは街中。
[メイン] GM : 時間はまだ”5分とすら”経っていない。
[メイン] GM : そうして辺りを見回すうちにわかるだろう。
[メイン]
GM :
自分の姿が元に戻っていることに。
そして、自分は日常に戻ってこれたのだと。
[メイン] GM : 先ほどの出来事は何だったのだろうか。
[メイン] GM : 夢か現か。それはわからないが。
[メイン] GM : ともかく、”異常”に巻き込まれ…そして、帰還することが出来たのだと。
[メイン] GM : その身をもって実感することが出来たのだろう。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] 大室 櫻子 : ……あの出来事から、数日後。
[メイン] 大室 櫻子 : 私、大室櫻子は!補習地獄をついに乗り越え!
[メイン] 大室 櫻子 : 夏休みというボーナスステージについに突入することができたのだー!わーははは!!
[メイン] 大室 櫻子 : この先待つ大イベント!みんなで海行ったり、お祭り行ったり……花火行ったり!!
[メイン] 大室 櫻子 : あとはー、山に行ってー……
[メイン] 大室 櫻子 : ……………………。
[メイン] 大室 櫻子 : …………………。
[メイン] 大室 櫻子 : 虫取り……かぁ……。
[メイン] 大室 櫻子 :
[メイン] 大室 櫻子 : やっぱり、まだ私の中で忘れられない、"あの出来事"。
[メイン] 大室 櫻子 : 悪夢のような、そんな出来事だったけど……それでも私は、私達は、無事に帰ることができた。
[メイン] 大室 櫻子 : あれから私は、結芽と一緒に遊ぶようになった。
[メイン] 大室 櫻子 : 最初こそ、嫌な奴!って思ってたけど、あの日を境に、私の結芽を見る目は360°変わった。
[メイン] 大室 櫻子 : ………え?360°だと一周して何も変わってないって?う、うるせー!
[メイン] 大室 櫻子 : と・に・か・く!!……本当に嫌な出来事だったし、もう二度とあんな目に遭いたくないけど……それでも、私は色々得られるものはあった!
[メイン] 大室 櫻子 : それは、大切な"ツナガリ"。
[メイン] 大室 櫻子 : 結芽に、マミ、あとクリスさんも!あれから色々と連絡してたりしてて、時々顔を合わせてたりもしてる!
[メイン] 大室 櫻子 : ……だから、私は、悪夢であることには間違いないけど、夢で終わらせたくない。
[メイン] 大室 櫻子 : "ツナガリ"を捨て、暴走したあの女の人みたいにはなりたくない。
[メイン] 大室 櫻子 : だから私は、日常を大事にしていく。
[メイン] 大室 櫻子 :
[メイン] 大室 櫻子 : あれ、誰か
[メイン] 大室 櫻子 : 忘れて
[メイン] 大室 櫻子 : いる
[メイン] 大室 櫻子 : ような
[メイン] 大室 櫻子 : ……?
[メイン] 大室 櫻子 :
[メイン] 大室 櫻子 :
[メイン] 大室 櫻子 :
[メイン]
川添美鈴 :
[メイン] 川添美鈴 : あれから…あの時の全員から僕の記憶を消し、僕は街を去った
[メイン] 川添美鈴 : この「ラプラス」の力で人の記憶を消すこと、操作することに最早微塵も罪悪感を咎めることはなくなった
[メイン] 川添美鈴 : だが同時にこの力は、僕の心に消えない穴を残す
[メイン] 川添美鈴 : 全てが僕に都合のいいようにできるなら…彼女の好意ははたして
[メイン] 川添美鈴 : それも含めて僕の魅力だと開き直れるなら…いやこれ自体は僕の魅力だと楽観視できたなら…
[メイン] 川添美鈴 : どれだけ…
[メイン] 川添美鈴 : 「夢結…」
[メイン]
川添美鈴 :
[メイン]
川添美鈴 :
[メイン]
川添美鈴 :
[メイン] 燕結芽 :
[メイン] 燕結芽 : 秋。
[メイン] 燕結芽 : 紅葉の季節、真紅と黄金の降り混ざる公園のベンチに私は座っていた。
[メイン] 燕結芽 : ……あれから、彼女……大室櫻子とはよく遊ぶようになった。
[メイン] 燕結芽 : 過ぎ去った夏、海へ行き祭りへ行き花火を見に……
[メイン] 燕結芽 : どれもこれもが、今までの私には存在しなかった美しい思い出だ。
[メイン] 燕結芽 : 誰かと一緒に居たかった、認めて欲しかった、側で笑って欲しかった。
[メイン] 燕結芽 : ……その願いは満たされた。
[メイン] 燕結芽 : 今は、ただこの日々が永く続く事を願うだけ……
[メイン] 燕結芽 : ……元気な声が聞こえてきた。今日は街へ買い物に行くんだったな。
[メイン] 燕結芽 : ……それじゃ、行こ~っと!
[メイン] 燕結芽 :
[メイン] 燕結芽 :
[メイン] 燕結芽 :
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド :
[メイン]
クリストファー・ヴァルゼライド :
ある日、唐突に友人の名が記憶から消えた。
これは俺もファイルを整理していて気づいた事だ
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : 徹底した怪異の撲滅、その為のサンプルケース……その集積は欠かさない。
[メイン]
クリストファー・ヴァルゼライド :
記憶も、記録も、どちらも両立している。
だが……何故か、覚えのない名があった
[メイン]
クリストファー・ヴァルゼライド :
何度計算しても、何度推理しても。
その人物がいなければ矛盾が出始める
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : ……何事かはわからない、だが。何かしらの干渉があった事は事実だ
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド : ここに書き置きを残し、俺は川添美鈴の痕跡を追う。確認した者は、他の面子に伝えておいてくれ クリストファー・ヴァルゼライド
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド :
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド :
[メイン] クリストファー・ヴァルゼライド :